たぶん初めは小さな思い付き。
ちょっとずつ夢を重ねて
10年たったら
こんなお店になっていました。 

2009年12月1日火曜日

ようやく重い腰を上げる

ええと、私たち夫婦、今年で結婚10周年を迎えまして
その数字に思わず「うへぇ」となるばかり。

で、それほどの時間を一緒に過ごし、
初めて私「珈琲講習会」を開いてもらいました。
会、とはいってもなんてこと無い、
「やってみたい。教えて」「いいよ」なんですけど。

基本毎日淹れてもらえるし。
イタリアの男が胃袋を捕まれているがごとく、
私はカフェインで捕まえられていると言われても否定できず。

でもほら。
熱血を注いだ大工さんごっこが終わってしまったではないの。
やきものは冬期間工房閉鎖中。
これまでは小物をチマチマ作っていたのだけど。
なんだかみなさん
「手伝うんでしょ?」「やっぱり夫婦で力を合わせて・・・」と言ってくださるので。
少しは手伝わなくてはきまりが悪い気がして立ってみるんだけど
我ながら表に立つのは度量不足すぎて裏方に引っ込みたくなること度々。
スマイルゼロ円すらうまくできません。
そんな中、基本熱中したがりの血が向かう先は・・・

向かっても正当化されてしまう「珈琲」じゃないですか!
ババーン!

そんなこんなで、この冬は「珈琲をおいしく淹れられる私」にタイトル決定。
内心、主婦をなめんな、
主婦業による日々の鍛錬はきっとあっという間に珈琲を体得するに違いない、
と燃えております。
敵もライバルもいませんが。

前置きが変に仰々しく長かったですが
中身はさらりと。(え?)

今日の材料 ブレンド・ブルーマウンテン各18g 
        沸騰している熱いお湯たっぷり
    道具 ネルドリッパー、ビーカー

抽出時の感想:ぽたぽた落としたのに粉が一気に膨らんだので
          思わずビビリ手を止め見守ってしまう。
          ぺしゃった粉はその後お湯を注いでも膨らまず。
          気ばかり焦って湯量が多くなり薄まる。

ええ。
漫画みたいな結果に。
 
ペーパードリップで良く頂く薄い珈琲ができあがりました。
ただ、偶然薄くなったのでペーパーとの違いはよくわかりました。
まろやか。
ペーパードリップって味が硬いような。
大概ネルで、もっとずーっと濃く淹れて飲んでいたので
「まろやか」なんて優しいイメージはなかったのですが。
なんでしょ、1番風呂と後の風呂みたいな?お湯がまろやか?
ネルの方はもとの水っぽいところを感じませんでしたよ、薄いのに。

先生からの教えでは
豆の状態(焙煎後どれくらい時間がたっているか、煎りの深さ)で膨らみ方が違うそうですよ。
膨らみやすい・膨らみにくいそれぞれにちょうど良く膨らませて蒸らしたいわけだから
頭の内がかなり重要ってことですね。

ちなみに濃く出したいときはチビチビと
薄く出したいときはドバドバと入れるのでしょうか、と質問したら
やっぱり頭の方が先ほどの理由でも大事なので
同じように丁寧に出して後半で量を調節するらしいです。
「うん、君いい線行っているけど惜しいね」いや、そんなことは言っていませんでしたけど。

ブルーマウンテンは淹れてもらって味の変化を体感。

一瞬別のかと思ったー。
この前と何でか酸味の種類が違う・・・。
この前はすっと通るようなきれのある酸味。
今日はフルーティな感じ。
どっちかというと前回の感じの方がインパクトあって好きだなぁ。
香りはナッツみたいな香ばしさで最高。
そう、この香り、豆のままで嗅いでも抽出してもずっと残っている。
これはあたりまえと思いきや、
コロンビアの大好きなチョコレートの香りは残念ながら抽出後には消えちゃってたりする。

よく珈琲の味の説明にある○○フレーバーって、私はあんまりわかんないです。
あれ豆のまま嗅いだとき?
それともやっぱり口に含んだとき?
珈琲屋のカミさんにしては問題発言しちゃってる気もしますが、
みなさんあれよくわかるんですか?
なるほどね、って購入するんですか?
誰か「珈琲は珈琲だろ!」って大声で言っちゃってください。すっきりする。
とか言いつつもうちのネットショップでもモカに花のようななんてのせちゃってるんですが。
私は「華やか」に変換して理解しています。
味とか、香りとか。
共有できる何かの体験に重ねて「んー・・ああ、なんとなくね・・」と言うところで表現してみたり
それがたまに「はまりすぎ!」になってみたり。
そういうものなのかもしれないですが、
「はまりすぎ」の時は確かにおもしろいので今後の講習レポートでも
頑張って例えてみますね。半分はおもしろさを狙って。
空耳のごとく。

ああ、また話が反れた。

今日のまとめ
   珈琲は紅茶にはならない。
   大丈夫。  
   

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